ジャズの名盤入門
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ジャズの名盤入門
人気ランキング : 24310位
定価 : ¥ 756
販売元 : 講談社
発売日 : 2005-09 |
価格:¥ 756
納期:通常24時間以内に発送 |
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真っ当な内容です。 |
「名盤はもう聴き飽きて耳タコだ」いう自称ジャズベテランがいる。「古い名盤を聴くより、新人の新しいジャズを聴くべき」などという、名ばかりのジャズ喫茶店主もいる。
しかし名盤には聴くたびに新しい発見があり、それだけの繰返しの鑑賞に堪えるからこその名盤なのだ、と筆者は言う。たしかに「耳タコ」などといっても、本当にそれだけの物理的時間があるのか、というのは至極真っ当な疑問である。タイトルには「入門」とあるが、ジャズ初心者よりはむしろ中級者以上の方々(偉そうな物言いで申し訳ないです)にこそお勧めの一冊。何度も聴いたはずの「名盤」に中山氏が新たな発見を教えてくれる。
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ありそうで、なかなか無い本 |
僕は正当なJAZZ初心者ではない。
JAZZ以外にROCKもPUNKも聴くし、FUNKやSOUL、HIPHOPにCLUB MUSIC、BLUESも聴く。
最初に買ったJAZZのCDが何だったか覚えていないし、そんな事に興味も無い。
JAZZの奏法や、JAZZが生まれた時代背景に、大して興味も無い。
従って、僕は正当なJAZZ初心者ではないと言えるだろう。
音楽を聴く以前に、曲の時代背景等のウンチクを述べるJAZZファンが僕の周囲に多かったせいで、僕はJAZZがあまり好きではなかった。
僕がJAZZを好きになったのはMiles Davisを聴き、John Coltraneを聴くようになってからだ。
日本でM.Davisを聴くようになると、セットで中山康樹氏を知るようになる(「日本で?」と言う表現は不適切だろうけど)。
で、このガイド本。
値段も手ごろだし、暇つぶしに読もうかな程度で買ったんだけど、これがなかなか面白い。
1作品に対し、4ページに渡って解説されているので、気軽に読める。
興味の無いアーティストの作品だってスラッと読める。
ウンチク嫌いな僕でも気軽に読めるし、たまには玄人染みたウンチクも良いなと思わせてくれる。
僕の一番のお勧めは、46ページに渡って解説されている70年代以降の節。
ROCKやPUNKも、この時代のものは面白い。
勿論、FUNKやSOULも同様。
それにしても中山氏は、何故に「名盤」と言う表現にこだわり、力説しているのだろうか?
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説明が具体的 |
よくある名盤紹介よりも説明が具体的で、わかりやすい。50枚に絞っていることで、名盤1枚に多くページを割り当てられたことによる。もちろん、この中で良いといっているものでも、聴いてどこがよいのかわからないものもある。しかし具体的な説明はおもしろく、楽しかった。
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素人には魅力ある紹介者が必要 |
私はこの人とジャズについて対抗できるほど知識がないが、ビートルズならある。
だからビートルズ本を読んでこの人の趣味思考は理解しているつもりだ。
そういう訳でこの人を通じジャズの勉強を始めてもいいかなと思い、購入。
全てを信じちゃいけないことはわかっているのだが、文体にある種の魅力が
あるため、ついつい引き込まれてしまう。
私の持っている数少ないジャズCDの評価も感心したり首ひねったりと楽しめる。
(ただボーナストラック付きの再発CDはそれだけで名盤の価値なしという評価は異議ありだ。)
所詮音楽は自分で聞いてみなければなにも述べられないので、こういった本を
参考に聞き始めるしかないのだが、内容的にも値段的にも手頃で適切な本だと思う。
それにしてもジョン・コルトレーンって硬派で今は素人が聞きづらい音楽だったのか。
知らなかった。
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いわゆる名盤選とは異なる切り口に脱帽! |
中山氏は「マイルスを聴け!」(1992年初版)のまえがきに「ボクは、ジャズが嫌いである。」と冒頭にハッキリと書き、最新版では「マイルスを聴いていればその他のジャズはほぼ全面的に必要ない。」と書いている程の人なのである。
しかも「スウィングジャーナル」の編集長を14年間努めた結果として、冒頭の記述をしているのである。
音楽評論家という職業は、殆どメーカーとツルんでいるため、発売されるメディアをコテンパンにこき下ろす事が出来ない人が多い中、中山氏は、14年間の経験から導き出した結論により、中山氏にとっての「名盤」紹介となる。しかも、「こんな表現して問題無いの?」と思うような部分が、実は吹き出しそうな位、面白いのである。
メーカーとつるんで、売れ筋の作品を持ち上げ、時代が変わると、評価が逆転してしまう「油井ナントカ」という人(ある番組で、歴史に残るジャズミュージシャンについてという話題に、「オーネット・コールマン?要らない」と口走った人)とは、位置が違うのである。
中山氏の評価をまともに信じ込む事もタブーです。中山氏というフィルターを通しての評価であり、本当に評価するのは、貴方自身です。自分の耳と感性に自信を持ちましょう。
ある程度の評価基準にはなるでしょうし、他の著作者より信じられる本ですから、価格も手ごろであり、凡百のありふれたものよりはお勧めです。